チャーン島「Khao Kwan Restaurant」— 五感で味わう“タイ料理の芸術”

花とナスを組み合わせた一口前菜。伝統的なミアンカムをモダンに再構築した創作料理。

チャーン島の静かなカイベーエリアに、ひっそりと佇む「Khao Kwan Restaurant」。

一歩足を踏み入れると、花とハーブの香りが漂い、まるで小さな花の美術館のよう。

ここでは、“食べるアート”として再構築されたタイ料理が、あなたの五感をやさしく刺激します。

📍所在地:Kai Bae, Koh Chang, Trat
⭐️ Google評価:4.8 / 5(口コミ数 約250件)
💬 「味・盛り付け・雰囲気すべてがパーフェクト!」など高評価レビュー多数。

チャーン島になんとも素敵なレストランを見つけてしまいました。まるで花の美術館。今回いただいたコースをご紹介します。

目次

Khao Kwanとは?— 名前に込められた“癒しのごはん”

「ข้าวขวัญ(Khao Kwan)」は、古代タイ語で“魂を癒すごはん”という意味。

王室文化に由来し、かつては悲しみを癒す儀式で供されていたそう。

オーナーシェフのYaさんは、バンコクの有名料理学校出身。

地元チャーン島の素材を使いながら、“心が満たされる一皿”を届けたいという想いで店を始めたといいます。

「美味しさだけでなく、心が整うような料理を。」— Chef Ya

食レポ — 一皿ごとに感じる“タイの美意識”

店内の雰囲気

チャーン島「Khao Kwan Restaurant」の店内。木のテーブルと花々に囲まれた落ち着いた空間。


木の家具とアンティーク調のインテリアに囲まれた、落ち着いた空間。

造花や装飾が丁寧に配置され、まるで花のギャラリーのような雰囲気です。

照明はやや控えめで、時間がゆっくり流れているように感じます。

静かに会話や食事を楽しみたい人に向いています。

フラワーカクテル — 食事の始まりを告げる一杯

エディブルフラワーを添えた淡いピンクのカクテル。

軽い酸味とハーブの香りが広がり、口当たりはやさしい。

前菜プレート — 花の彩りを楽しむひと口

木製トレーに並べられたエディブルフラワーの前菜。見た目も香りも楽しめる一皿。

可憐なエディブルフラワーを散らした一口前菜。

食べるたびに味が変わり、まるで花畑の中を歩くような余韻が広がります。

手のひらサイズの花スナック。柑橘とハーブの香りが広がる繊細な一口料理。

まさに五感で味わうアート。

花のトースト — 花とひき肉の軽やかな一皿

花とスプラウトが添えられたナッツペーストのトースト。香ばしく上品なスターター。

クラッカーのように薄く焼いたトーストに、ラープ(ハーブとひき肉を炒めたタイの前菜)風の具をのせた一皿。

上には小さな花とスプラウトが添えられ、見た目も可憐。

香ばしいパンの食感と、ハーブの爽やかな酸味が心地よく調和します。

軽やかだけれど、しっかりと記憶に残る味わい。

野菜のカナッペ — 花とディップのバランス

花とナスを組み合わせた一口前菜。伝統的なミアンカムをモダンに再構築した創作料理。

茄子やにんじん、白菜、カボチャ、きゅうりなど色とりどりの野菜を器にした一皿。

上にはハーブや食用花が彩りよく盛りつけられ、中には軽いディップが隠れています。

口に含むと、野菜の自然な甘みとハーブの香りがやさしく広がります。

グリーンカレー — 野菜そのものが器に

花々で彩られたグリーンカレー。ズッキーニの器に盛られた美しい一皿。


瓜をくり抜いて器にしたカレーは、見るだけで息をのむ美しさ。

濃厚なココナッツに、島で採れたハーブの香り。

優しい辛さと深みがあり、タイカレーの新しい側面を感じさせます。

四色もち米 — 自然の色が描くタイの調和

紫芋・黒米・バタフライピー・白米の四色もち米。自然の色が描く美しい調和。


それぞれの色は、タロイモ・黒米・バタフライピー・白米から。

もちもちの食感とほのかな甘み。

色ごとに香りやコクが異なり、“タイの色彩文化”を味覚で感じられる一皿。

デザートプレート — バナナと果実の余韻

焼きバナナとストロベリーアイスのデザート。南国フルーツの甘みと酸味が融合。


最後を締めくくるのは、焼きバナナにトロピカルフルーツとアイスを添えた逸品。

甘さと酸味のバランスが絶妙で、食後も爽やかな余韻が続きます。

デザートの一皿に南国の夕暮れを感じずにはいられませんでした

シェフの哲学 : Farm to Table × Culture to Soul

Khao Kwanの料理はすべて「Farm to Table(農園から食卓へ)」の思想のもとに作られています。

地元漁師から届く魚、島で採れるハーブ、庭で育つ花。

それらを“魂に届く料理”として再構築するのが、Chef Yaの哲学です。

「文化を伝える料理こそ、未来に残すべきアート。」

ロケーションと雰囲気

Kai Bae Beachのメイン通りから少し入った静かなエリアに位置。

木と花に囲まれた店内は、まるで森の中のギャラリー。

客席は約30席と小規模。ゆったり過ごすには事前予約がおすすめ。

📍 Google Map: Khao Kwan Restaurant (Google Maps)

Googleレビューから見る人気の理由

「料理も雰囲気も美しく、Koh Changで一番思い出に残るディナーでした。」(★★★★★)
「価格は少し高いが、それ以上の価値がある。」(★★★★☆)
「盛り付けはアート、味はピュア。まるで瞑想のような食体験。」(★★★★★)

平均評価:4.8 / 5(口コミ数 約250件)
ジャンル:Fine Dining / Thai Fusion
特徴:美しい盛り付け・ローカル食材・静かな雰囲気

まとめ : “食べるフラワーアート”という体験

Khao Kwanで過ごす夜は、単なる食事ではなく“体験”。

花の香り、ハーブの余韻、静かな時間。

それはまるで“食べるフラワーアート”のよう。

チャーン島を訪れるなら、ぜひ心と舌で感じてみてください。

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この記事を書いた人

2年前に初めてタイを訪れて以来、その魅力に惹かれ続けてきました。
世界57か国を旅したのち、たどり着いたのはやはりタイ。
現地の空気を感じながら、リアルなタイ情報を発信しています。

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