【2025年・2026年版】タイの祝日カレンダー&禁酒日一覧|国・地域別の休日情報まとめ

タイは、世界の中でも特に祝日の多い国として知られています。

仏教の教えを大切にし、王室を敬う文化が今も息づくこの国では、一年を通して大小さまざまな祭日や記念日が設けられています。

万仏祭(マカブーチャ)や仏誕節(ヴィサカブーチャ)などの仏教行事、チャクリー王朝記念日や戴冠記念日などの王室の記念日、そして4月の旧正月「ソンクラーン(水掛け祭り)」。

これらの日は、官公庁や企業が休みとなり、街の空気が一変します。

また、仏教行事の日にはアルコール販売が禁止される「禁酒日」も多く、旅行者にとっては観光計画に大きく影響する要素のひとつです。

2025年から2026年にかけては、王太后シリキット陛下の逝去(2025年10月)を受けて8月12日が「追悼日」として扱われる可能性があり、タイの祝日カレンダーにもいくつかの変更が見込まれています。

この記事では、2025年・2026年のタイの祝日カレンダーを月別に整理し、仏教行事、王室記念日、禁酒日、振替休日などの最新情報をまとめました。

さらに、官公庁・企業・金融機関の休みの違いや、
旅行・長期休暇を計画する際に注意したいポイントも解説していきます。

2025年・2026年タイの祝日一覧カレンダー

ワットドイステープ チェンマイ

タイの祝日は、毎年日付が変わる仏教行事や王室行事が中心です。

ここでは「万仏祭(マカブーチャ)」「仏誕節(ヴィサカブーチャ)」「三宝節」「入安居(カオパンサー)」「出安居(オークパンサー)」などの宗教行事、
「チャクリー王朝記念日」「戴冠記念日」「国王・王妃の誕生日」などの王室関連祝日を一覧表で紹介します。

2025年の祝日一覧(1月〜12月)

日付祝日名内容・備考
1月1日(水)元日(New Year’s Day)新年の始まり。官公庁・企業ともに休み。
2月12日(水)万仏祭(マカブーチャ)【禁酒日】仏陀の弟子1,250人が集まった奇跡を記念。
4月6日(日)チャクリー王朝記念日王朝創立を祝う記念日。翌7日(月)は振替休日。
4月13〜15日(日〜火)ソンクラーン(旧正月・水掛け祭り)タイ最大の祝祭。官公庁・企業ともに長期休暇。16日も振替休日。
5月1日(木)労働の日(Labor Day)民間企業中心の休日。
5月4日(日)戴冠記念日(Coronation Day)国王ワチラロンコン陛下の即位を祝う。翌5日(月)は振替休日。
5月11日(日)仏誕節(ヴィサカブーチャ)【禁酒日】仏陀の誕生・悟り・入滅を祝う最重要日。翌12日(月)は振替休日。
6月3日(火)スティダー王妃生誕日
7月10日(木)三宝節(アサラハブーチャ)【禁酒日】仏教の三宝(仏・法・僧)が成立した日。
7月11日(日)入安居(カオパンサー)雨季の修行入り。官公庁休み。
7月28日(月)ワチラロンコーン国王陛下生誕日
8月12日(火)王妃シリキット誕生日(母の日)※2025年10月逝去後は「追悼日」への変更見込み。
10月13日(月)前国王記念日プミポン前国王を偲ぶ日。
10月23日(木)チュラーロンコーン大王記念日王室の近代改革を称える日。
12月5日(月)ラーマ9世生誕日(父の日)全国的祝日。黄色の服で敬意を表す。
12月10日(水)憲法記念日王政から立憲制へ移行した日。
12月31日(水)大晦日(New Year’s Eve)カウントダウンイベント多数。

参照:TAT 2025年 タイの祝日・行事・酒類販売禁止日 (仏暦2568年)

2026年の祝日一覧(1月〜12月)

※2026年は内閣決議・仏教暦による変更あり。以下は現時点の公式情報に基づく。

日付祝日名内容・備考
1月1日(木)元日(New Year’s Day)年始休み。官公庁・企業ともに休日。
3月3日(火)万仏祭(マカブーチャ)【禁酒日】仏陀の弟子が集まった奇跡を記念。
4月6日(月)チャクリー王朝記念日王朝創立を祝う。官公庁休み。
4月13〜15日(月〜水)ソンクラーン(旧正月・水掛け祭り)全国で水掛け祭り開催。
5月1日(木)労働の日(Labor Day)民間企業中心の休日。
5月4日(月)戴冠記念日(Coronation Day)国王即位を祝う。
5月31日(日)仏誕節(ヴィサカブーチャ)【禁酒日】仏教最大の祭日。翌6月1日(月)は振替休日。
6月3日(水)王妃スティダー誕生日現王妃陛下の誕生日。官公庁休み。
7月28日(火)国王ラーマ10世の誕生日2017年から新たな祝日として追加。
7月29日(水)三宝節(アサラハブーチャ)【禁酒日】仏・法・僧の三宝を敬う日。
7月30日(木)入安居(カオパンサー)【禁酒日】僧侶の修行入り。官公庁休み。
8月12日(火)シリキット王太后記念日(追悼日予定)※祝日扱いは内閣決定待ち。
10月13日(火)前国王記念日プミポン前国王を偲ぶ日。
10月23日(金)チュラーロンコーン大王記念日近代化の功績を称える日。
12月5日(土)国王誕生日(父の日)全国的祝日。
12月10日(木)憲法記念日官公庁・銀行ともに休み。
12月31日(木)大晦日(New Year’s Eve)年越しイベント多数。

禁酒日一覧(アルコール販売禁止日)

タイでは、仏教行事の日には全国的に酒類の販売が禁止されます。

これは国の宗教的尊厳を保つための法律であり、違反すると店舗側が罰金を科されることもあります。

販売禁止の対象は、コンビニ、スーパーマーケット、レストラン、バー、クラブ、ホテル内のラウンジなど、すべての販売機関に及びます。

一部の高級ホテルでは宿泊者専用エリアで提供される場合もありますが、基本的には提供が停止されると考えた方がよいでしょう。

禁酒日(アルコール販売禁止)となる主な仏教行事は以下のとおりです。

行事名英語表記主な時期備考
万仏祭(マカブーチャ)Makha Bucha2〜3月仏陀の弟子が集まった奇跡の日
仏誕節(ヴィサカブーチャ)Visakha Bucha5〜6月仏陀の誕生・悟り・入滅を記念
三宝節(アサラハブーチャ) Asalha Bucha7月初転法輪の日(仏教の三宝成立)
入安居(カオパンサー)Khao Phansa7月下旬僧侶が寺に籠る修行入り
出安居(オークパンサー)Ok Phansa10〜11月修行明け。功徳を積む祭り

これらの日は、旅行中にレストランでお酒が提供されない、またはコンビニの酒コーナーが閉鎖されることがあります。

観光や食事を楽しむ際は、あらかじめ日付を確認しておくと安心です。

特にバンコクやチェンマイ、プーケットなど観光地では、前日夜から販売が停止されることもあります。

仏教行事の意味と時期

ブルーテンプル チェンライ

タイの仏教行事は、上座部仏教の暦(タイ暦・仏暦)に基づいており、満月の日に合わせて行われるため、毎年日付が変わります。

宗教的には深い意味を持ち、単なる「休日」ではなく、人々が功徳を積み、心を整えるための精神的な節目
とされています。

  • マカブーチャ(万仏祭/3月)釈迦の弟子1,250人が偶然同じ日に集まり、仏陀の説法を聞いた奇跡を祝う日。夜には「ウィエンティエン(灯明行列)」が寺院で行われ、信徒がろうそくを手に本堂を三周します。
  • ヴィサカブーチャ(仏誕節/5〜6月)仏陀の誕生、悟り、入滅がすべてこの満月の日に起こったとされる、最も神聖な日。全国の寺院では早朝から托鉢が行われ、終日静寂が保たれます。
  • アサラハブーチャ(三宝節/7月)仏陀が初めて教えを説いた「初転法輪」を記念する日。この日をもって、仏・法・僧の三宝が初めて揃ったとされます。
  • カオパンサー(入安居/7月下旬)雨季に入るこの日から3か月間、僧侶が寺に籠り修行に専念する期間。信徒は僧侶にろうそくを寄進し、仏法を明るく照らす象徴とします。
  • オークパンサー(出安居/10〜11月)安居が明け、修行を終えた僧侶たちが再び托鉢に出る日。「カティン祭」と呼ばれる衣の寄進式が行われ、寺院は人々で賑わいます。

これらの行事は、観光客にとってもタイ文化を深く理解する絶好の機会です。

ただし、毎年日付が異なるため、旅行や休暇を計画する際には仏教暦カレンダーの確認が欠かせません。

観光庁や大手航空会社の公式サイトでは、毎年の行事スケジュールを更新しており、それを参考に旅程を立てるのが安全です。

王室の記念日と国王・王妃の誕生日

タイでは、王室にまつわる記念日が非常に重視されています。王室は国家の象徴であり、国民の心の拠りどころでもあります。

そのため、国王や王妃の誕生日、戴冠記念日、チャクリー王朝の創立記念日などは全国的な祝日として定められ、官公庁・企業・教育機関のほとんどが休みとなります。

祝日当日は、国旗掲揚、花の献呈、街頭での記念行進などが行われ、バンコクをはじめとする全国の主要都市では建物が王室の色でライトアップされます。

タイ国民はこの日を「国の誇りを新たにする日」として静かに祝います。

チャクリー王朝記念日(4月6日)

4月6日は「チャクリー記念日(Chakri Memorial Day)」で、現在の王朝であるチャクリー王朝の建国を祝う日です。

1782年、初代ラーマ1世(プラ・ブッタ・ヨートファ・チュラーローク大王)が即位し、王都をトンブリーから現在のバンコクへ遷都したことを記念しています。

この日をもって、タイの近代史が本格的に始まったとされ、現国王ワチラロンコン陛下(ラーマ10世)まで続く長い王統の礎が築かれました。

毎年この日、バンコクの王宮前では国王や王族が歴代国王の霊廟を参拝し、官公庁や企業も一斉に休日となります。街中には王朝の紋章旗が掲げられ、人々は先祖と国家に感謝を捧げます。

戴冠記念日(5月4日)

5月4日は「戴冠記念日(Coronation Day)」です。
現国王ワチラロンコン陛下(ラーマ10世)が正式に即位された2019年5月4日に由来し、全国的に制定された新しい祝日です。

この日は、タイ全国の官公庁や企業が休みとなり、国王の功績を讃える式典が行われます。特に首都バンコクでは王宮前広場(サナームルアン)や政府庁舎周辺が装飾され、国民が黄色い服を着て国王への敬意を表します。

タイでは月曜日生まれの色=黄色が現国王の象徴色とされており、官民を問わずこの日には街中が黄色一色に染まります。

王妃シリキット誕生日(8月12日)・追悼日への変更

8月12日は、これまで王妃シリキット陛下(王太后)の誕生日として祝われてきました。

この日は「母の日(Mother’s Day)」でもあり、全国の学校や企業が休みとなり、国中が淡い水色(王太后の生まれ曜日の色)で彩られるのが恒例でした。

しかし、2025年10月24日、王太后シリキット陛下が93歳でご逝去されました。

これを受け、2026年以降の祝日カレンダーでは、8月12日が「王太后追悼日」として扱われる可能性が高まっています。

正式な祝日扱いか、もしくは国民的追悼の日として残されるかは、内閣の最終決定を待つ段階です。

いずれにしても、この日は「母への感謝」と「王室への敬意」を込めて、人々が花や香を手に寺院へ向かう姿が見られるでしょう。

タイ社会において、母性と慈愛を象徴したシリキット王太后の存在は、今後も長く記憶に刻まれ続けるはずです。

国王誕生日

12月5日は、前国王プミポン・アドゥンラヤデート陛下(ラーマ9世)の誕生日にあたります。

この日は「父の日(Father’s Day)」として、タイ全土で祝われています。

ラーマ9世は70年もの長きにわたり国を導き、近代化と安定をもたらした“国民の父”と呼ばれる存在でした。

国王の生まれ曜日が月曜日であることから、タイではこの日を象徴する色として黄色が使われ、国民は黄色いシャツやリボンを身に着けて敬意を表します。

例年、官公庁や企業は休日となり、王宮前では記念式典と花火が行われます。また、多くの市民が父親に花を贈り、家族で食事を囲むなど、「家族と過ごす日」としても親しまれています。

官公庁・企業・金融機関の休みの違い

タイでは、「祝日」といっても、官公庁・金融機関・一般企業で休みの扱いが異なる場合があります。

同じ日でも業種や所属機関によって勤務形態が変わるため、現地で働く人や取引先とのスケジュールを調整する際には注意が必要です。

祝日を決定する主体は主に3つ、政府(内閣府)、タイ銀行(Bank of Thailand)、そして労働省です。

それぞれが異なる目的と法的根拠のもとで休日を定めています。

機関休日の扱い備考
官公庁内閣決定の祝日すべてを採用特別休日(long weekend 促進など)が追加される場合あり。
金融機関タイ銀行(Bank of Thailand)発表の holiday カレンダーに準拠平日でも金融システム更新や宗教行事に合わせて休業日が設定されることがある。
企業労働省・労働法に基づき年15日以上の休日を設定日系企業や外資系企業は、日本や自国の祝日を組み合わせて独自の休日体系を設けることも多い。

官公庁

官公庁では、内閣が毎年決議する全国共通の祝日がすべて適用されます。

特にソンクラーン(4月)や年末年始などは、観光促進を目的として特別休日(Special Holiday)が追加されることもあります。

そのため、政府関連の手続きや公共サービスを利用する場合は、前もって「Prime Minister’s Office(首相府)」や「内閣府ウェブサイト」でカレンダーを確認しておくと安心です。

金融機関(Banking Sector)

銀行や証券会社などの金融機関は、タイ銀行(Bank of Thailand)が発表する「Financial Institutions’ Holidays」に従って休業します。

このカレンダーは一般の祝日とほぼ一致しますが、一部平日にも独自の休業日が設けられる点が特徴です。

たとえば年度末の会計処理日やシステム更新日など、金融取引の都合によって休業となる場合があります。

送金・振込・小切手の処理などは停止されるため、
企業や個人での金融取引は前倒しで行うのが賢明です。

一般企業

一般企業では、労働省の指針に基づき、労働者に対して年間15日以上の有給休日を与えることが義務づけられています。

その内訳には、国家の祝日が含まれ、業種や企業の方針によって追加休日が設定されることもあります。

特に外資系・日系企業では、「日本の祝日+タイの祝日」を組み合わせた独自カレンダーを採用する例が多く見られます。

たとえば日系メーカーの場合、タイのソンクラーン期間に工場を稼働させ、代わりに日本のゴールデンウィークに休暇を取るなど、柔軟な運用がなされています。

そのため、現地で働く外国人駐在員や出張者は、自社のカレンダーと官公庁の休暇を両方把握しておくことが大切です。

旅行・休暇での利用ガイド

リペ島のビーチ

タイの祝日は、旅行者にとって絶好のチャンスである一方、時期を誤ると移動や宿泊の混雑に巻き込まれることもあります。

祝日カレンダーを理解しておくことは、観光だけでなく、在住者やビジネス渡航者にとってもスケジュール管理の大切な要素です。

官公庁や企業が一斉に休みに入る「長期休暇期間」は、国内外からの旅行客が集中し、交通機関・宿泊施設・観光地すべてが活気づきます。

ここでは、特に人気の高い休暇シーズンと、その際に注意すべきポイントを紹介します。

人気の長期休暇期間

4月のソンクラーン(旧正月)

タイ最大の祝祭であるソンクラーンは、4月13日〜15日に行われる旧正月の行事です。

この時期、官公庁・企業の多くが1週間ほどの長期休暇に入り、全国の都市で水を掛け合う祝祭が繰り広げられます。

特にバンコク、チェンマイ、パタヤでは観光客も加わり、街全体が祝祭ムードに包まれます。ただし、航空券やホテル料金は高騰しやすく、早めの予約が必須です。

7月の三宝節+入安居

7月の満月を中心に行われる三宝節(アサラハブーチャ)と、その翌日の入安居(カオパンサー)は、仏教徒にとって重要な行事であり、官公庁や学校が連休になる場合があります。

地方では寺院行事が盛んに行われ、チェンマイやウボンラーチャターニーでは伝統的なろうそく祭りが開催されます。

旅行者にとっては文化体験の好機ですが、禁酒日にあたるため、この時期に観光する場合はアルコール提供の制限に注意が必要です。

12月末の年末年始休暇

12月31日から1月1日にかけては、官公庁・企業ともに休みとなり、全国でカウントダウンイベントが行われます。

バンコクのセントラルワールド前やアイコンサイアム、プーケットのビーチなどが特に人気のスポットです。

一方で、地方では寺院で初詣を行う人々も多く、静かな年越しを過ごすこともできます。この時期もホテル・交通ともに混雑するため、旅行の計画は早めが安心です。

旅行時の注意点

禁酒日と販売制限

仏教行事(万仏祭・仏誕節・三宝節・入安居・出安居)の日は全国的に酒類の販売が禁止されます。
観光地のバーやレストランも休業することが多いため、日程を事前に確認しましょう。

交通渋滞と混雑


長期休暇期間中は、地方出身者が一斉に帰省するため、高速道路や鉄道、空港が混雑します。

特に4月のソンクラーンと12月末は渋滞が深刻化するため、出発日をずらす、早朝便を利用するなどの工夫が必要です。

宿泊・観光地の予約

祝日が重なる時期は、バンコク・チェンマイ・プーケットといった主要観光地のホテルが早期に満室となります。

価格も通常期の1.5〜2倍に上がる傾向があるため、事前予約が賢明です。

地域ごとの祭日・イベント

タイは地域ごとに独自の祭日や行事が存在します。

たとえば北部チェンマイでは「イーペン祭」、南部では「プーケットベジタリアンフェスティバル」など、
国の祝日とは別に地域文化が根づいています。

旅行計画を立てる際は、全国カレンダー+地域イベントの両方を確認しておくと良いでしょう。

サービス機関の営業状況

一部の銀行、観光案内所、商業施設などは、祝日でも短縮営業や通常営業を行う場合があります。

観光庁(TAT)や宿泊施設の公式サイトを活用し、最新の営業時間情報を確認すると安心です。