バンコクで酵素浴を体験!発酵の熱が骨まで届く、驚きのデトックスタイ酵素浴

冷房の効いたタイのカフェで過ごす毎日。気づけば体の芯が冷えきって、どこか疲れが取れない。そんなときに見つけたのが、「米ぬか酵素浴」という言葉でした。

米ぬか100%、自然の発酵熱で温まるという日本式の温活体験です。入ってみると、ふんわりしたぬかの香りと発酵のぬくもりに包まれて、気づけば汗が止まらないほどのデトックス。

なのに不思議と、終わったあとは軽くて、肌はつるつる。

そんな発酵美容のリアル体験談をお届けします。

バンコクで話題の「酵素浴」とは?

サラブラン 酵素風呂

近年、バンコクでもじわじわと人気を集めている「酵素浴」。サウナやスチームとは違う、日本発の“発酵温浴”として注目されています。

米糠(こめぬか)を微生物の力で自然発酵させ、その発酵熱で体を芯から温めるのが特徴。

電気やガスを使わず、自然の熱エネルギーで温まることで、美肌・冷え・デトックスなどの美容効果が期待できます。

もともとは日本の伝統的な温浴法として知られていましたが、ここ数年で日本国内でも再ブームが起こっており、都内や関西を中心に「米ぬか酵素風呂」専門店が続々とオープンしています。

海外ではタイ・バンコクでも健康志向のローカルや在住日本人の間で人気が高まりつつあります。

酵素浴の効果

酵素浴は、発酵の熱で体を芯から温める温浴法です。サウナよりもやわらかい温かさで、リラックスしながら体を整えられます。

  • 発汗・代謝アップ: 深部まで温まり、血行を促進。体内の老廃物を排出し、デトックス効果を高めます。
  • 冷え・むくみの改善: 体のめぐりを整え、冷え性や慢性的なだるさを和らげます。
  • 美肌効果: 発汗により毛穴の汚れが落ち、肌のトーンが明るくなります。
  • リラックス効果: 微生物の自然な熱が副交感神経を刺激し、心身をリセット。

また、自然治癒力を高める効果があるとされ、肩こり・腰痛・アトピー・更年期症状・不眠・自律神経の乱れなどの改善を目的に通う人も増えています。

医療ではなく自然療法として、“治すための温活”として取り入れる人が多いのも特徴です。

今回訪れたのは「サラブラン」

サラブラン 外観

エカマイにある日本式酵素浴サロン「サラブラン(Salabrang Enzyme Bath)」。

本家は兵庫県三木市の名店「ぬか天国」で、その技術(特許第5966138号)を正式に継承しています。

米糠100%の純酵素風呂を使用し、炭による浄化システムや、静電気チャージ水など、体へのやさしさと衛生管理に徹底したこだわりが特徴です。

日本の伝統的な発酵温浴をそのまま再現したサロンとして、在住日本人や美容意識の高いタイ人の間でも注を集めています。

体験レポート|バンコクで“発酵の熱”に包まれる20分

日本で酵素浴が流行っていると聞き、「バンコクにもあるのかな?」と思ってGoogle Mapで検索してみたところ、見つけた中のひとつがサラブランさん。

レビューの評判がとても良く、写真からも清潔で落ち着いた雰囲気が伝わってきたので、気になって早速行ってきました!

入店〜カウンセリング

サラブラン ロビー

エカマイSoi10を少し入ったところにある、静かな通り沿いの「サラブラン(Salabrang Enzyme Bath)」。

初回はカウンセリングがあるため、少し早めの来店がおすすめです。店内に入ると、木の温もりを感じる落ち着いた空間。

オーナーの男性が迎えてくれ、カウンセリングシートを記入しながら体調や目的をヒアリングしてくれます。

カウンセリングの途中で出してくれるのは、サラブランこだわりの「ナウォーター」。

これは高圧でエネルギーを与えた“活きた水”と呼ばれるもので、発汗を促すための準備水として最適。

入浴前にしっかり水分をとることで、より深い発汗を体験できます。

サラブラン オプションメニュー

また、このタイミングでオプションとしてヘッドマッサージ(約3分)フットマッサージ(約3分)も追加できます。

私はヘッドマッサージを追加していただきました。

更衣室で着替え

サラブラン 着替え部屋

こちらの酵素浴は時間・交代制。そのため、滞在中は自分専用の更衣室として使うことができます。

鏡台、ロッカー、トイレ、シャワールームが揃った清潔な空間で、ゆっくりと準備ができます。

サラブラン タオル

扉の向こうが酵素浴ルームになっており、バスタオル・ハンドタオル、羽織れる布、使い捨ての下着、髪をまとめるキャップなど必要なものはすべて用意されています。

酵素浴には使い捨ての下着を着用して入りましたが、慣れている方の中には何も身につけずにそのまま入る人もいるそうです。

いざ入浴開始

サラブラン 酵素風呂

扉を開けると、目の前に広がるのはふかふかの砂風呂のような米ぬか

色は想像していた淡いベージュではなく、深い黒褐色。長い時間をかけて熟成された発酵の色だそうです。

そっと中に身を沈めると、体の芯からじんわりと熱が伝わってきます。想像よりもずっとやさしい温かさです。全身がぬかに包まれる感覚は心地よく、まるで大地に抱かれているような安心感があります。

匂いはほとんどなく、発酵独特のクセも感じません。サウナ好きの私でも「熱すぎる」と感じることはなく、20分間、無理なく入り切ることができました。むしろ、出たくないほどの心地よさ。

10分を過ぎたあたりから、顔から汗が流れはじめます。タイ人のスタッフさんが優しくタオルで汗を拭いてくれ、小さな扇風機でそっと風を送ってくれるのも嬉しい心づかい。

最後の3分には、頭皮マッサージのオプションサービス。発酵のぬくもりと優しい手の動きに包まれて、心も体もすっかり癒される20分間でした。

入浴後の変化

サラブラン シャワー

20分が経ち、スタッフさんの声かけでゆっくりと起き上がります。

急に立つと立ちくらみを起こすこともあるので、時間をかけて体を戻すのがポイント

鏡の前に移動すると、スタッフさんが体についた米ぬかを丁寧に払ってくれます。

このとき、ぬかがあまり付いていない部分は“冷えているところ”=代謝が弱い箇所なんだそう。

さらに、スタッフさんから「酵素を少し口に含むと、口内のバクテリアが一掃されますよ」と教えてもらい、試しにほんの少しだけ口に含んでみました。

サラブラン シャワー

すぐ隣にシャワールームがあり、そこで体についたぬかを洗い流します。

お湯を浴びた瞬間に感じるのは、肌のつるつる感と軽さ。肌がやわらかく、明るくなった気がしました。

サラブラン アメニティ

シャワーを終えると、鏡台には冷たいお水と、自家製の化粧水・クリームが用意されていました。

火照った肌にそっと化粧水をなじませると、しっとり吸い込むような感覚。自分の肌が“生き返る”ようで、思わず深呼吸してしまいます。

ゆっくりとスキンケアをして、髪を乾かしてから帰れるのも嬉しいポイント。

最後まで丁寧に整えられた時間に、心もすっかり穏やかになりました。

サラブラン 酵素パック

化粧水や酵素パックは、店内で購入することもできます。

実際に酵素浴で使われているアイテムなので、自宅でもこの“発酵のぬくもり”を少しだけ持ち帰れるのが嬉しいポイント。

酵素浴を終えたあと、ロビーでパパイヤの葉茶をいただきました。少し苦味があるけれど、その奥にほんのり甘みがあって、飲み終えるとスッキリ。

体の中までデトックスされたような爽快感で、まさに“発酵の締めくくり”にぴったりのお茶でした。

発酵食がいただけるカフェ・サラブラン

サラブラン サンルーム

酵素浴のあとは、併設の発酵食カフェでランチをいただきました。

大きな窓からやわらかな光が差し込み、緑に囲まれた心地よい空間。

サラブラン 酵素ランチ

この日は、味噌と甘麹に漬けた鶏肉と夏野菜の南蛮風プレートをチョイス。

やさしい甘みと旨味がしっかり感じられ、噛むほどに体が喜ぶ味。

“美味しい”だけでなく、体が「嬉しい」と感じるごはんでした。

酵素浴で外から、発酵食で内から。まさに「整う一日」を体験できる、サラブランならではの時間です。

サラブランのこだわりが生み出す“自然の熱”

サラブラン 写真

サラブランの酵素浴が特別なのは、“自然の力”だけで生まれる熱にこだわっていること。

深さ1.5メートルの酵素プールの中には、多孔質の炭が敷かれ、発酵の安定化と脱臭効果を高めています。

さらに、使用する水はすべて「マナウォーター活水器」で圧をかけて活性化させた“静電気チャージ水”。
この特別な水が微生物の働きを活発にし、常に理想的な発酵状態を保っています。

実際に入ってみると、ただの温かさではなく、
まるで微生物が生きている土に包まれている”ような生命的な感覚があります。

発酵のぬくもりが呼吸のリズムと重なって、体の奥からじんわりと熱が巡っていくようでした。

実際、サラブランや本家「ぬか天国」では、湯治のように通うことで体調が改善したり、慢性的な不調が寛解した人も多いそうです。

こんな人におすすめ

  • 冷え性で常に手足が冷たい
  • サウナが苦手だけどデトックスしたい
  • 自律神経やホルモンバランスを整えたい
  • ナチュラル志向・発酵美容に興味がある

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